巴裡 小川軒 採用サイト
WORK FLOW
パティシエール、販売スタッフ、焼き担当、仕込み担当——
小川軒では、役割の違う一人ひとりが、"おいしい"を届けるために今日も真剣です。
それぞれの現場でどんな一日を過ごしているのか、4人のスタッフのリアルな仕事の流れをご紹介します。
出社。朝礼から1日が始まります。
お店に着いたら、まずは全員で朝礼。
今日はどんなケーキが並ぶのか、どの商品を売り切りたいのか、予約商品や特注の確認など、1日の流れを共有します。
「このチーズケーキ、最近売れ行きが良いねー」なんて会話も。
自然と今日のおすすめが頭に入ってきます。
開店準備。お客様との1日がスタート。
朝は特に多くのお客さまがご来店されます。
少しでも早く準備を終えて、お迎えする態勢を整えるのが朝の勝負どころ。
並んでくださっているお客様に笑顔でお声がけしながら、焼き菓子を詰めたり、販売業務を開始。電話での問い合わせ対応も並行して行います。
手が空いた時には、焼き菓子の箱詰め作業をしたり、陳列のバランスを調整したり。「あっ、今日は少しギフトが出そうだな」と思えば、事前に包みを多めに準備しておくこともあります。
カフェのオープン準備へ。
11時になると、店舗横のカフェスペースもオープンします。お客様がゆったりとくつろげるよう、テーブルを拭いたり、水のセッティングをしたり。
ここでは販売とはまた違った"おもてなしの空気"が流れています。
「こんにちは」「いつもありがとうございます」そんな何気ないひと言が、お店のあたたかさを作っているんだなぁと感じます。
常連さんもでき、紅茶を淹れる温度の好みもわかるようになってきました(笑)
お昼休憩。ほっとひと息の時間です。
今日のお昼ご飯は、夫が作ってくれた"愛情弁当"。
「今日は何を入れてくれたかな〜?」と、ふたを開けるのがちょっとした楽しみです。夫は野菜好きなので、お肉系のおかずは自分で買ってきてプラスしています。コーヒーはもちろん欠かせません(笑)。
この時間だけは、お気に入りの音楽をイヤホンで聴きながら、ゆっくり気持ちを整える時間にしています。好きなジャンルは…ちょっと意外かもしれませんが、ハードロック!このギャップも、私らしさです(笑)。
午後の接客・包装。
午後は、朝に比べてお客様の流れも少し落ち着きます。ラッピングやギフトの準備、接客などを、落ち着いたペースで行える時間帯です。この時間に、細かいところまで気を配って丁寧に仕事ができるのが好きです。
「これ、贈りものなんです」と言われた時は、相手の方の笑顔まで思い浮かべながら、心を込めて包みます。その想いが伝わって、「きれいに包んでくださってありがとうございます」と言われたときは、嬉しですね!この仕事をしていてよかったな、としみじみ思う瞬間です。
カフェのヘルプへ。
交代でカフェのサポートに入ります。ホール対応や、ドリンク提供などを行いながら、お客様が気持ちよく過ごしていただけるように心がけています。
「いちご、今が旬ですよ」と一声添えるだけで、「じゃあいちごのパイにしようかな?」と笑顔で答えてくれるお客様がいて。商品を"ただ売る"のではなく、"気持ちごとお渡しする"ことができるのは、この仕事の醍醐味だと思います。
退社。娘との時間へ、バトンタッチ。
そろそろ娘のお迎えの時間です。制服を脱いで、少しだけ深呼吸。仕事モードから、母親モードに切り替えるスイッチのような時間です。
お迎えまでちょっと余裕がある日には、こっそり食堂で焼き菓子をひとつだけつまみ食い。「今日はこれが一番焼き色きれいだな」なんて、ちょっと職人目線で選ぶ自分に気づいてクスッとします。
仕事と家庭、どちらも大切にしたい。そんな私にとって、小川軒は"ちょうどいい"働き方ができる場所。明日もまた、ていねいに過ごせるように、笑顔で1日を終えます。
出社。制服に着替えてパティシエールに気持ちを切り替える。
6時半に出社。制服に着替え、髪をまとめて、清潔第一で作業スタート。
みんなが揃うまでの間は、フロマージュの仕上げ作業を一人で黙々と進めます。
朝礼。今日のチームを整える時間。
スタッフが揃ったら朝礼開始。その日の担当、出荷予定、衛生チェックのポイントなどを全員で共有。「今日は○○さんが休みだから、この作業を少し分担しよう」など、自然と支え合う空気があって、ここでチームワークが出来上がっていきます。
出荷ラッシュ、ここが勝負の時間。
8時半に店舗への出荷があるため、ここからは時間との真剣勝負!
私の担当は、ショートケーキの仕上げや、シュークリームのカスタード詰め、いちごパイ、小川軒ロールの巻き作業など。生地が焼き上がったら、間髪入れずに手早く作業。あれもこれも…と夢中になっているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
ひと息ついて、また次の出荷準備へ。
出荷が無事終わって、少しブレイク。でもすぐに次の準備。清見オレンジのタルトケーキの仕上げに取りかかります。
これもお昼前には店頭へ出荷されるので、気は抜けません。
焼き菓子の仕上げへ。地味だけど、奥が深い。
焼き上がったクッキーに、フロランタンの飴をのせる作業。一見簡単そうに見えるんですが、実は力加減が命。ちょっとでも押しすぎるとクッキーが割れてしまうし、優しすぎると飴が固定されません。うまくいった時の達成感は大きいですが、失敗したときはちょっと凹みます(笑)。
追加ケーキの仕込み。素材に向き合う。
この日はショートケーキの追加分を担当。「今日のいちご、甘みが少し弱いかも?」と感じたら、先輩にすぐ相談。素材の状態によって味が変わる繊細さが、この仕事の面白さでもあります。
再び焼き菓子のヘルプへ。技術が活きる時間。
フロランタンの端にチョコレートをコーティングする作業を担当。表面張力をうまく使いながら、きれいに仕上げるには経験が必要。新人さんには、力加減や角度など、できるだけわかりやすく丁寧に伝えるようにしています。
お昼休憩。ごはんも、読書も、ぼーっとするのも大事。
ご飯は自炊派。今週はカレーが大量にできてしまって、毎日カレー(笑)。でも、鳥も豚も入って、野菜もたっぷりの具沢山カレーだから飽きません。食後は、うたた寝したり、本を読んだり。最近ハマってるのは推理小説の『方舟』。この読書時間も、心の栄養です。
明日の準備とカット作業。
午後は生ケーキのカットや、清見オレンジの下処理作業。皮を丁寧に剥き、果肉を分けて、明日使う分としてシロップ漬けにします。こういう下ごしらえの積み重ねが、翌日のスムーズな仕込みにつながるんです。
掃除の時間。"お菓子をつくる前に、環境を整える"。
工房は掃除に始まり、掃除に終わる。お菓子は清潔な環境でなければ作れません。器具や作業台、冷蔵庫の持ち手、床、階段…すみずみまで拭き上げます。
「きれいにすることも、仕事のうち」。
そう思って、手を抜かずに丁寧に行います。
終礼。そして、帰路でひと呼吸。
終礼で1日を振り返り、「お疲れさまでした!」と声をかけ合って解散。帰りの電車ではお気に入りの本を読むのが日課です。つい夢中になりすぎて、乗り過ごしそうになることも(笑)。
働くほどに奥深い、菓子製造の世界。丁寧に作ったお菓子が、誰かの「おいしいね」につながっている。その実感が、毎日を豊かにしてくれる仕事です。
出社、そして全体朝礼。1日はチームの共有から始まる。
朝は7時に出社。制服に着替えて、まずは工房全体の朝礼に参加します。
今日の生産スケジュールや、出荷数、注意すべき衛生ポイントなどを全員で共有。どんなに慣れていても、毎日が"初日"の気持ち。ここでの情報共有が、1日の品質を左右します。
オンラインショップの作業もぬかりなく。冬場は特に集中。
オンラインショップの出荷用伝票の印刷は、手が空いた時間にこまめに対応。
冬場はとにかく件数が多くなるので、ひとつひとつ間違いがないように、細心の注意を払いながら作業を進めます。
レイズンウィッチの"命"を焼き上げる。
オーブン担当の勝負時間。
今は、レイズンウィッチのクッキー部分を焼き上げるオーブン担当。この焼き加減ひとつで、商品の印象が変わってしまうため、気が抜けません。
湿度や気温によって、ほんの少しだけ温度を調整することも。
「見た目は同じでも、実は毎日違う」。それが、焼きの仕事の奥深さです。
アルバイトスタッフの朝礼。今日もチームで。
9時になると、アルバイトのスタッフが出社してきます。
彼らとも朝礼を行い、今日の生産数や注意事項をしっかりと共有。ここでも丁寧に情報を伝えることで、作業ミスを未然に防ぎます。
オーブン前は、いつも静かな緊張感。
生産ラインが滞りなく進んでいるかを見守りつつ、焼きの微調整を続けます。
万が一トラブルがあればすぐに対応できるよう、気を張っている時間帯。
外から見たら穏やかでも、自分の中ではピリッとした緊張感が続いています。
順番にお昼に入る時間、他の場所のヘルプも行います。
順番に食事休憩に入ります。休憩中に手薄になる作業のお手伝いに入ったり、引き続き生産ライン全体を見守ります。
昼休憩。オンライン囲碁と、健康バランスと。
最近は手作りのお弁当をさぼりがち(笑)。でも、バランスの良い食事を意識して、できるだけ野菜を多めに摂るようにしています。
食後の楽しみは、スマホでのオンライン囲碁対戦。今の勝率はだいたい6割。密かに「囲碁が得意な部長といつか対戦したい」と燃えています(※本人にはまだ内緒)。
掃除。品質の裏側には、"見えない努力"がある。
午後最初の仕事は、清掃です。お客様に安心して召し上がっていただくために、工房は徹底して清潔を保っています。
チェックリストを使い、担当のオーブン周辺や道具類まで、丁寧に磨き上げます。
オンラインショップの梱包作業。現場をリードする立場として。
午後は、通販用の梱包作業に。アルバイトスタッフと連携して、丁寧かつスピーディに進めます。
件数が多い日は特に注意が必要。ダブルチェックを徹底して、抜け漏れのないように仕上げます。
「お客様のもとへ直接届くものだからこそ、より丁寧に」。そういう意識で臨んでいます。
事務作業とSNS対応。現場と外の"橋渡し役"。
店舗からのオーダー内容をシステムに入力したり、出荷状況の確認を行ったり。加えて、SNS運用も担当しているので、制作会社とのやり取りや原稿確認も。
現場で働くリアルな視点を持っているからこそ、伝えられることがあると思っています。
退社。趣味と学びの時間へ。
退社後は、電車の中で囲碁アプリと向き合いながら帰宅(笑)。最近、ワインエキスパートの資格を取得したので、時にはYouTubeでワインの動画を観たりもします。「お菓子とワインのペアリング」なんてことも、いつか提案してみたいです。
焼き加減ひとつに心を込めて、今日も"おいしい信頼"を届ける。真面目だけど、どこか楽しみながら。それが僕のスタイルです。
出勤。1日のスタートは、チームの朝礼から。
出社後は、作業着に着替えて朝礼へ。その日の製造回数や予約・特注の状況、生産上の注意事項などを全員で確認します。
「今日はちょっと忙しくなりそうだな」なんて声を掛け合いながら、自然と気持ちが引き締まる時間です。
レイズンウィッチのクッキー生地を仕込みます。
担当は、レイズンウィッチのクッキー部分の生地づくり。バター、小麦粉、卵、砂糖など、すべての材料の温度がしっかり管理されているかを確認してから、ミキサーに投入します。
生地の混ざり具合は毎日違います。機械任せではなく、自分の目と感覚で確かめながら作業を進めていきます。
時には、休みが発生したスタッフがいる別チームへのヘルプに入ることも。
そんな時こそ、チームワークの大切さを感じます。
自分の作った生地の焼き加減をチェック。
仕込み作業が一段落すると、すぐにオーブンを見に行きます。自分が仕込んだクッキーの生地がちゃんと焼成されているか、毎日チェックは欠かせません。オーブンチームのY.O.さんと意見交換をすることも。
お昼休憩。仮眠でしっかりリフレッシュ。
お昼休みは、スマホでニュースや趣味のスポーツの情報をチェック。午後に備えて、15分ほど仮眠をとるのがルーティンです。ほんの少し目を閉じるだけでも、頭がすっきりして作業に集中できます。
ミキサーの清掃作業。安全と衛生の土台を整える時間。
午後最初の仕事は、ミキサーの清掃から。チェックリストを見ながら、機械や部屋の器具をひとつひとつ丁寧に洗浄します。
「お客さまに安全なお菓子をお届けしなければ」と思いながら、抜かりなく仕上げます。
レーズンの選別作業。目を凝らして、手を動かして。
この日は、入荷したレーズンのチェック作業を担当。まれに枝やヘタが混ざっていることがあるので、丁寧に一粒ずつ確認して取り除いていきます。時間がかかる作業ですが、商品の品質を維持するために欠かせない工程です。
共有スペースの掃除と、明日の準備。
午後の後半は、食堂や休憩室などの共有部分の清掃を手伝います。
その後は、翌日使う材料の準備へ。特にバターや卵は温度管理が命なので、この時間帯の取り扱いには一番気を遣います。
終礼。そして、ちょっと寄り道のたのしみ。
終礼では、明日のスケジュールや注意点を全員で共有。1日を振り返りつつ「お疲れさまでした」と声をかけ合って退社します。
帰り道、ふと「今日は何を食べようかな」と考えながら街を歩くのが最近の楽しみ。たまにはちょっと寄り道して、気になっていたご飯屋さんにふらっと入ってみるのも、自分への小さなごほうびです
「ていねいに、まっすぐに」。目の前の仕事に向き合うことが、誰かの"おいしい"につながっている。そう思うと、毎日の仕事がちょっと誇らしくなります。